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2024年05月11日
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バレンタインデー

2010年02月14日
ご無沙汰しております…。
ここ最近、原稿やったり新しい家を探したり…色々とやってましたもので、日記を書く暇がなかった…と言ったら嘘になりますが、まぁ、書く気になれなかったという方が正しいような(笑)

ですがこうして行事にかこつけて日記を書きに来ましたよ!
小ネタのカテゴリーになってますが、小ネタは後程としまして、まずは近況報告から。

原稿ですが、やっと半分くらいです。メインの話よりもおまけの方が先に完成しそうな勢いになってます。それ程までに変態ジェイドさんを書くのは凄く楽し…げふん。
まぁ、とにかく…期限までには間に合いそうです。
そしてテストも終了しました。単位がどれくらい取れているのか激しく不安ですが、とりあえずその事は忘れます。
あと、家決まりました!!狭いんですけどね。家賃も安いのでそれなりの場所ですし…。友達の実家ととても近い所です。バス停一個分らしいです(笑)
寂しくなったら遊びに来てもらおうと思います。ですがきっと、最初にお泊りに来るのはおそらく華魅瑠さんかと。

…とまぁ、こんなところで。あ、メルマガの更新も来週あたりに再開しようと思っています。
そして今回のアビスオンリーですが、引っ越しで行けそうにありません。ちくしょう。一週間早ければ…っ。
欲しい物もあったんですが、諦めます…出来る限りは通販で…。

そしてそして…今回もこっそりとフリー小説を小ネタとして残しておきます。
欲しいという方は貰ってやって下さい。あと、メールでの送信が必要な場合はコメントを残して下さればお送りします。
では、興味のある方は続きからどうぞ。

グランコクマの宿屋の厨房から、甘い香りが漂ってくる。

ロビーでガイと話をしていたルークが興味を示した為に、二人揃って厨房を覗きに行く事にした。
廊下から静かに厨房の中を覗くと、仲間であるアニス、ティア、ナタリアの三人が仲良く会話をしながらボウルを片手に調理をしている。

匂いからして、どうやらチョコレートを作っているようだ。大方、今日はバレンタインなので誰かにプレゼントするつもりなのであろう。


「美味そうな匂いがすると思ったら、あいつらかよ」
「ははぁ…今日はバレンタインだからなぁ。出来あがったら貰えるんじゃないか?」
「べ、別に俺とティアは何でも…」
「俺は、ティアだとは言ってないぜ」


ルークの言葉に対してニヤニヤと笑っているガイを見て、ルークの機嫌が悪くなる。そんなルークを見て、更にからかいたくなったガイが口を開こうとしたその時、タイミングが良いのか悪いのか、後ろから二人も聞き慣れた声が聞こえた。


「…美味しそうですね」


その声の主は――ジェイドだ。突然の登場に慌てて振り向く二人をジェイドは面白そうに見る。
暫くして、深呼吸をして落ち着いた二人は、視線を厨房へ再び向ける。


「旦那、驚かすなよな…んで、美味しそうなのって」
「ほら、あれですよ」


そういって指で示された方向を二人は見る。そこには、ボウル片手に楽しそうに笑っている三人がいる。三人を指しているというより、先程から甘い匂いを漂わせているチョコレートの事であると思ったルークはジェイドに対して口を開いた。


「アニスとティアの作ってるやつの事か?さすがに…ナタリアのやつを美味しそうだとは、嘘でも言えないだろ」


ナタリアの元には、茶色ではなく紫色をしたチョコレートらしき物体がある。確かにあれを美味しそうだとは言えない。
だがジェイドは、ナタリアの方には目もくれない。視線はずっとアニスとティアに向いたままである。


「そういう意味ではなくてですね…。ほら、一生懸命作っている顔とか、上手く出来た時の嬉しそうな笑顔とか…とっても美味しそうじゃないですか。チョコレートよりも甘そうですよねぇ」


その言葉に、二人は固まった。
つまり、ジェイドが美味しそうだと言っているのは、チョコレートではなくて――。


「アニ…」
「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」」


ジェイドが答えを告げるのを防ぐように大声で二人は叫ぶ。その声で三人が厨房を覗いていた事に気付いたティアとナタリアはルークとガイを見ると怒りの表情を見せる。


「まぁ、女性が想い人の為に一生懸命チョコレートを作っているというのに覗き見なんて…紳士として有るまじき行為ですわよ!!」
「…それに、そんな大声出したら宿の人に迷惑でしょ」

「…わ、悪かったって」
「すまない…」


ティアとナタリアの説教をガイとルークに押し付けてしまうと、ジェイドは厨房の中で四人の様子を見ているアニスの元へと向かう。


「大佐も覗いてたんですね」
「私は二人を止めに来たんですよ。ですが、美味しそうなものを見つけてしまったら、つい仲間に入ってしまいましてね」
「まぁ、どうでもいいんですけどぉ…さっき、悪寒が走ったのは大佐の所為じゃないですよね?」
「さあ、どうでしょうね。それよりも…」


ジェイドはアニスの右手を取ると、人差し指についているチョコレートを舐め取った。そして、舌の動く感覚に反応したアニスを見て笑うと、持っていた右手の掌へキスを落とした。


「楽しみにしていますよ、貴女の手作りチョコレート」
「…美味しいかどうかはわかりませんけどね」


アニスの返答に対してジェイドは満足そうに微笑むと、アニスの頬へと手を伸ばした。
邪魔する者は、誰もいない――。














…そんな感じで、最後はジェイアニで締め(笑)
最初は三人の会話だけだったんですが、短いしそれだけじゃ…と思って追加しました。
大佐、変態。

それでは、お粗末様でしたー!!
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